本記事では世界の個性的なカクテルを10種類ご紹介いたします。
コープス・リバイバー #2 (Corpse Reviver #2)
コープス・リバイバー #2はジンをベースとしたカクテルです。
「リバイバー」には迎え酒の意味合いがあり、コープス・リバイバー #2は迎え酒として飲まれる代表的なカクテルとなります。
オレンジリキュールやレモンが使用されているため、酸味と甘みのバランスが絶妙なため、リフレッシュしたいときや食前酒などにもおすすめです。
ちなみに、コープス・リバイバーは#1~#4まで存在しますが、ジンベースはこの#2のみで、他の3種類はブランデーベースとなっています。
デス・イン・ジ・アフタヌーン (Death in the Afternoon)
デス・イン・ジ・アフタヌーンはアメリカ合衆国出身の小説家であるヘミングウェイが考案したカクテルであり、自身の作品の『午後の死(“Death in the Afternoon”)』がこのカクテルの名前の由来です。
シャンパンにアブサンという薬草系リキュールを混ぜ合わせることによって、他にはない独特の風味を味わうことができます。そのため、未知の味わいに興味がある人や、定番ではないカクテルを楽しみたい人にぴったりです。
ただし度数が30°と強めなため、飲み過ぎには注意が必要です。
ピンク・スクァーレル (Pink Squirrel)
ピンク・スクァーレルは、鮮やかなピンク色が印象的なデザートカクテルです。
アーモンドやチョコレート風味のリキュール、そして生クリームが使用されているため、強いアルコール感が苦手な方でも飲みやすく、カクテル初心者にもおすすめです。
また、写真映えするため、SNSやパーティー向けにも人気があります。
デートや女子会、誕生日などの特別なシーンにもぴったりなカクテルです。
トム・アンド・ジェリー (Tom & Jerry)
アメリカの伝統的な冬のホットカクテルで、特にクリスマスシーズンに人気があります。
卵、砂糖、スパイスを混ぜたバッターにラムやブランデーを加えたカクテルで、甘くてリッチな味わいです。また、表面にふんわりとした泡が立っている可愛らしい見た目も大きな特徴の1つです。
作るのには少し手間がかかりますが、心も体も温まるようなカクテルです。
なお、ネコとネズミが出てくる某アニメとは全く関係はないそうです。
ラボ・デ・ガロ (Rabo de Galo)
ブラジルで愛されるクラシックなカクテルです。
ブラジルの伝統的な蒸留酒「カシャッサ(cachaça)」とベルモットやアンゴスチュラビターズなどがブレンドされおり、シンプルながら奥深い味わいです。
また、カシャッサやベルモットの銘柄を変えることで異なる味わいを楽しむことができます。
ブラジルに行った際には、ぜひ現地のバーでラボ・デ・ガロを味わってみてください。
B-52
B-52はアメリカ合衆国発祥のカクテルです。
コーヒーリキュール・アイリッシュクリーム・そしてオレンジリキュールをゆっくりと順に注いで作られるため、きれいな3つの層を成しています。
また、飲み進めるにつれ味が変わっていくことも大きな特徴で、見た目にも味にも強いインパクトを与えます。
リキュールを使用した甘いカクテルですが度数はそれなりに高いため、火をつけた状態で提供されることもあるそうです。
アボカドマルガリータ (Avocado Margarita)
アボカドマルガリータは、通常のマルガリータにアボカドを加えたユニークなカクテルです。
アボカドを加えることによって、クリーミーな口当たりとなるため、まろやかなカクテルを好む人や、フローズンカクテルが好きな人にはぴったりです。
また、タコスや、トルティーヤチップスなど、メキシカン料理と相性抜群です。日頃からメキシカンフードを嗜む方は、ぜひお試しあれ。
スプリングボッキー (Springbokkie)
スプリングボッキーは、南アフリカで人気のショットカクテルです。
ミントリキュールとアイリッシュクリームリキュールから作られているため、南アフリカだけでなく、全世界のミントファンから愛されています。
また、強すぎるアルコール感がなく、甘く飲みやすいので、カクテル初心者やショットに挑戦してみたい方にもおすすめです。
ブラッディ・ブル (Bloody Bull)
ブラッディ・ブルはウォッカとトマトジュースがメインとなるカクテルで、ブラッディ・マリーとよく似ています。しかし、こちらのブラッディ・ブルには、なんとビーフ・ブイヨンが入っているのです。
何とも珍しいこちらのカクテルですが、ブイヨンのうま味とトマトジュースの甘酸っぱさが絶妙にマッチしており、以外にもファンは多いのだとか。
セロリの葉やオリーブ、コショウなどを混ぜる場合もあるそうですが、それはもはやスープなのでは。
酒ボム (Sake bomb)
酒ボムは、ビールと日本酒から作られるカクテルです。非常にシンプルなを組み合わせですが、その飲み方は一風変わっています。以下が酒ボムの飲み方です。
酒ボムの作法
- ビールをジョッキまたはグラスに注ぎます
- グラスの上に箸を置きます。
- 小さなショットグラスに日本酒を注ぎます。
- ショットグラスを箸の上に置き、乾杯の掛け声と共にグラスをテーブルに軽く叩き、日本酒がビールに落ちるようにします
- 日本酒がビールに落ちたら一気に飲み干します。
主にアメリカや海外の日本食レストランで人気のショットスタイルですが、日本でこの飲み方をしたら怒られそうですよね。
まとめ
今回は世界のカクテルを10種類ご紹介いたしました。
本記事で紹介出来なかったものの中にも、まだまだ個性的なカクテルはたくさんありますので、ぜひ自分に合ったカクテルを探してみてください。