【あなたはいくつ知ってる?】これ実は『和製英語』なんです、10選!

語学

英語は世界各国で話されている言語であり、私たちの国日本もその例外ではありません。

特に日本では、日本語の文章の中に英単語を組み込むことも多いため、英文法はよくわからないけど英単語はたくさん知っているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、私たちが普段使っている英単語の中には、日本でしか意味が通じない『和製英語』が潜んでいるのです。

本記事では、日ごろよく耳にするであろう和製英語を10個ほどご紹介いたします。もし全部知っていたら、あなたは高い英語力の持ち主かもしてません。

シャープペンシル(mechanical pencil)

シャーペンと略されることも多い「シャープペンシル」ですが、こちらは鋭い・鋭利なという意味のsharpと鉛筆を意味するpencilを組み合わせた和製英語です。

ちなみには、英語では「mechanical pencil」と言います。

Please give me all the mechanical pencils in this store.
-この店にあるシャープペンシルを全部ください。
ノートパソコン(laptop)

「ノートパソコン」は、英語では通常「laptop」と呼ばれます。lapは膝を意味する英単語で、膝の上で使用できるような利便性がこの言葉の由来となっています。

ちなみに机の上で使用するような大型のコンピュータである「デスクトップ」は、英語でも「desktop」と言います。

I have strong arms, so I can fold this laptop into four.
-私は腕の力が強いので、このノートパソコンを4つに折りたたむことができる。
フライドポテト(french fries)

ハンバーガーショップやファミリーレストランでおなじみの「フライドポテト」ですが、英語では「french fries」と言います。

frenchと付くため発祥地はフランスなのかと思いきや、実はベルギー生まれの料理なんです。一説によると、フランス語圏のベルギー人がこの料理を作ったことから、フランス生まれの料理であると誤解が生じたようです。

French fries are served as Shojin-Ryori at this temple.
-この寺では精進料理としてフライドポテトがふるまわれている。
アルバイト(part-time-job)

「アルバイト」は英語では「part-time job」と言います。アルバイトの語源はドイツ語で仕事・労働を意味する「arbeit」です。

ちなみに、日本で言う「パート」も英語では「part-time job」となります。

He puts the money he saves from his part-time job into mobile games.
-彼はアルバイトで貯めたお金をソーシャルゲームにつぎ込んでいる。
リップクリーム(lip-balm)

「リップクリーム」は英語では「lip balm」や「chap stick」と言います。chap stickリップクリームのブランド名ですが、リップクリーム全般を指す場合にも使用されることが多いです。日本で言うと、絆創膏のことをバンドエイドと言ったりするイメージです。

All of you, please put your faces down. And anyone who stole Sachiko's lip balm, please raise your hand honestly.
-全員顔を伏せてください。佐智子さんのリップクリームを盗んだ人は正直に手を挙げてください。
クレーム(complaint)

商品やサービスに対しても不満を伝える「クレーム」は、英語では「complaint」と言います。

クレームの語源となっている「claim」は、本来は主張する・要求するなどの意味であり、日本で言うクレームとはニュアンスが異なるため注意しましょう。

The complaint consultation desk at the head office has been closed.
-本社のクレーム相談窓口は閉鎖いたしました。
パーカー(hoodie)

頭を覆うフードが付いた上着を意味する「パーカー」は、英語では「hoodie」と言います。

語源となった「Parka」は、本来はカナダ北部の先住民族であるイヌイットが着用する防寒着のことを指します。そのため、英語圏ではParkaは防寒着やレインコートなど、雨風をしのぐような衣類に対して使用されることが多いです。

This was Marie Antoinette's favorite hoodie.
-これはマリー・アントワネットが愛用していたパーカーです。
カーブミラー(convex mirror)

「カーブミラー」は英語では「convex mirror」や「traffic mirror」と言います。

convexは凸面という意味であるため、私たちがイメージするカーブミラーを言い表す際にはconvex mirrorと言えばよいでしょう。

ただし、凸面でない場合には、traffic mirrorの方が適していると言えます。

I want to be a convex mirror in my next life.
-来世はカーブミラーになりたい。
カンニング(cheating)

テストの不正行為として処罰の対象となる「カンニング」は英語では「cheating(cheat)」と言います。

cheatingは不正行為を表し、オンラインゲームなどのチートの語源にもなっています。

ちなみに、カンニングの語源である「cunning」は悪賢いという意味です。

He was placed in formalin as punishment for cheating.
-彼はカンニングの罰としてホルマリン漬けにされた。
コンセント(outlet)

電化製品のプラグを差し込む「コンセント」は実は和製英語です。コンセントを英語で言う場合は「(electrical) outlet」もしくは「socket」となります。

アメリカではoutlet、イギリスではsocketが使用されることが多いです。

Don't stuff strained bean paste into the electrical outlet.
-コンセントにこしあんを詰め込まないでください。

今回は日ごろよく耳にする和製英語を10個ご紹介いたしました。

社会の多様化が進んでいる現代においては、日本人以外の方と話す機会も少なくないため、正しい英語を理解しておくとよいでしょう。

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