【Photoshop】水面に反射する画像の作り方

Photoshopのあれこれ

湖や水たまりに反射して映る画像は幻想的で美しいですよね。しかしながら、そのような画像を実際に撮ろうとしても、なかなかイメージ通りなきれいな写真にはならないと思います。そんなときはPhotoshopを活用しましょう。

本記事では、Photoshopで水面に反射する画像を作成する方法をご紹介していきます。完成イメージは以下のようになります。

水面に反射(完成イメージ)

下準備 -背景と被写体を合成-

今回の例のように、背景の画像と被写体の画像を別々で用意している場合は、こちらの手順からスタートです。被写体画像と背景画像を分けずに1つの画像から反射加工をしたいという方は、次の章までお進みください。

ではまず、背景となる画像と被写体画像をPhotoshopプロジェクト内に読み込みましょう。

画像を読み込み

被写体画像から反射させたいオブジェクトのみを切り取ります。切り取りの方法は以下の記事を参考にしてみてください。

その後、CtrlT または Command + T で、オブジェクトのサイズと位置を調整します。位置は中央ではなく画面上部に移動しましょう。

位置とサイズを調整

オブジェクトのサイズと位置を調整したら、背景レイヤーと被写体レイヤーを選択して、右クリックから「レイヤーを結合」を選択しましょう。

レイヤーを結合

これで下準備は終了です。では続いて水面反射加工を施していきましょう。

水面反射加工の手順

ではまず、反射させたい画像をプロジェクトに読み込みましょう。(前章の下準備から始めた方はそのままでOKです)

続いて、長方形選択ツールで反射させたい部分を選択します。その後、レイヤータブから、新規->選択範囲をコピーしたレイヤーをクリックして、コピーレイヤーを作成します。

選択範囲からレイヤーを作成

今度はこのコピーレイヤーを整形していきます。

まずは、編集タブから変形->垂直方向に反転を選択しましょう。その後、反転したレイヤーの位置を下げます。

垂直方向に反転

続いてフィルタータブからぼかし->ぼかし(移動)を選択し、角度:90°距離:10pixelでぼかしを適用します。

ぼかし(移動)を適用

ここまで終わったら、今度は新規ぷろじぇきとを横:600px、縦:1000pxで作成し、レイヤーを黒く塗りつぶします。

新規プロジェクト作成

黒塗りレイヤーを選択し、フィルタータブからノイズ->ノイズを加えるを選択し、量:400%に変更してOKを押しましょう。

ノイズを加える

今度はフィルタータブからぼかし->ぼかし(ノイズ)を選択し、半径:1pixelに変更してOKを押しましょう。

ぼかし(ガウス)を適用

ぼかしを適用したら、今度はカラーチャンネルごとの操作を行います。

まずは、ウィンドウタブから「チャンネル」を選択し、チャンネルレイヤーを操作できるようにしましょう。

チャンネルを表示

この状態でレッドチャンネルを選択し、フィルタータブから表現手法->エンボスを選択しましょう。そして、角度:180°、高さ:1pixel、量:500%に変更してOKを押してください。

レッドチャンネルにエンボスを適用

今度はグリーンチャンネルを選択して、同じくエンボスを適用します。この時、エンボスの角度を90°に変更しましょう。後の項目は先ほどと同じで大丈夫です。

エンボスの適用が終わったら、カラーチャンネルごとの操作は終了です。チャンネルウィンドウを閉じて、元レイヤーを選択した状態にしてください。

今度は編集タブから変形->遠近法を選択します。そして、Shift+Altを押しながら右下または左下の四角を横にドラッグします。角度は75°~85°くらいを目安にしてください。

遠近法を適用

遠近法を適用したら、このプロジェクトを.psdで保存しましょう。保存する際は、互換性を優先にチェックを入れておきましょう。

プロジェクトを保存したら、最初のプロジェクトを開き、垂直反転させた方のレイヤーを選択します。そして、フィルタータブから変形->置き換えを選択して、水平比率:10、垂直比率:20に変更してOKを押します。

置き換えを適用

OKを押すと、「置き換えマップデータを選択」というウィンドウが開きます。ここで、先ほど保存したプロジェクトを選択して開くをクリックしましょう。

先ほどのプロジェクトを開く

先ほどのプロジェクトを選択して開くをクリックすると、垂直反転レイヤーがまるで水面のように変化したかと思います。

これで一連の流れは終了です。後はレイヤーの境界に黒いグラデーションをかけたりするとよりリアルになるかと思います。

水面反射エフェクト完成

まとめ

今回は、Photoshopで水面に反射する画像を作成する方法をご紹介していきました。

手順は少し大変ですが、一度反射マップを作ってしまえば次からはかなり簡単に出来るので、ご安心ください。

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